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2025.05.02

ドローンによるヘアリーベッチ播種の実証①

いよいよ5月に入り、各地で本格的な田植えがはじまりました。本日は昨年から取り組みましたドローンのヘアリーベッチ播種の実証についてお伝えします。

土づくりのためにたい肥の投入が必要なことは十分に理解をしているが、良質なたい肥が入手できない、撒く手間がないなどの声がよく聞かれます。また、腐植資材の投入だけでは物理性の改善には効果が薄く、物理的に有機物の投入が求められています。近年、その一つの解決方法として、緑肥が改めて、注目されていますが、どうやったらいいかわからないという声があります。

今回は、もっともポピュラーな緑肥のひとつで、土壌改良、雑草抑制、窒素固定、そして地力増進効果が期待できるとされているヘアリーベッチの実証を行いました。より、手軽に、省力で緑肥を活用できるよう、生産者や事業者の方に協力を頂き、ヘアリーベッチをドローンで播種しました。

ドローンの播種風景

ドローンを用いて、30aの圃場に、15kgの種子を播種しました。3回に分けて種子を補充した時間もあわせて、15分程度の作業時間であっという間でした。きちんと播けているか、心配でしたが、圃場に設置したテープに種子が張りついていました!

種子の散布状況

 ドローンの播種は、作業性という観点からは非常に有効的な方法だと思われました。また、播種機などの設備投資を行わず、請負業者の方に依頼をすることも可能です。風が強い日などは播種ができませんが、圃場が乾かず畑に入れない状態でも作業ができることもメリットです。

* 播種作業の動画はこちら、協力を頂いた業者さんYouTubeです。

生育の状況などは、次回、報告を致します。

【Webサイトのご紹介】

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