2025.04.01
夏場の高温対策に備えた情報収集
3月下旬から西日本を中心に桜の開花の便りが届いています。寒の戻りもあり、日中が汗ばむ陽気になるまではもう少しかかりそうですが、各地で満開の桜がまもなくみられる日も近いと思います。
一昨夏、昨夏は全国各地で非常に猛暑、残暑に見舞われました。まだ先のようですが、約3カ月後には梅雨明けし、夏が到来します。今年はどうなるかわかりませんが、対策や準備を進めておくことが求められています。


これまで通りの栽培管理や技術・設備では高温対策が難しくなってきています。各地の研究機関を中心に、高温対策や手引き、実証結果がWeb上で報告されています。まずは、情報収集からはじめられてはいかがでようか?
「高温対策」、「露地」、「施設」、「野菜」などキーワードを組み合わせ検索してみて下さい。検索事例をいくつか記載します。
- 施設園芸における高温対策の技術集(静岡県農林技術研究所)
- 農作物技術情報 特別号 高温対策(岩手県農作物気象災害防止対策本部)
- 施設果菜類における高温対策の手引き(滋賀県農業技術振興センター農業革新支援部)
- 農林業における少雨・高温対策マニュアル(大分県)
- 熱中症対策パンフレット&熱中症対策関連情報集(農林水産省)
ミスト導入の効果、簡易に設置する方法などが紹介されています。これまで認知されていたが実際、取り組まれていなかったことの実行に加え、いくつかの取り組みを複合的に行うことも求められています。同時に、熱中症対策をはじめ作業者の安全性を高める工夫もあわせて検討をお願いします。