2024.06.18
省力化・コスト削減・環境にやさしい提案⑯ 玉葱乾燥機
最新情報の更新が長らく滞っていました、申し訳ありません。現場に近い充実した情報をできるだけタイムリーにお届けできるよう頑張ります。
さて、本日は大紀産業社の玉葱乾燥機の提案です。玉葱は収穫後に、掘り取りと葉切りを行った後に、首の部分をしっかり乾かさないと腐りが発生し、貯蔵性が低下します。圃場で晴天が続くことが理想ですが、中生以降の貯蔵品種は年回りにより梅雨との晴れ間をぬった収穫になりますハウスなどで天日干しをすることも一つの方法ですが、スペースの制限に加え、広げる・拾う作業も負担になります。
本日、紹介する乾燥機を利用するメリットは、
- 鉄コン10基分(約10t)を1回で乾燥できる
- 灯油の燃料を使用し、天候に関わらず安定して約3日で計画的に乾燥作業ができる
- ハウスを利用することで、気温の高い晴天時の日中は送風(陰圧による排出)のみで経済的
設置にあたる注意点として、
- 暖房機、送風機×2の100Vの電源3口、約2kw強の容量確保が必要です
- 収穫物や天候により乾燥時間が変わるため、定期的に状態の確認が必要です。
- 葉柄部の残す長さ、コンテナ充填量、ラップで防ぐなど少しポイントがあります。
実証された生産者からは以下のような声を伺いました。
- はじめて設置する際は、少し時間を要したが、慣れれば設置も撤去簡単
- 圃場で乾燥がしっかりでき、晴天時のハウスであれば、送風が中心でコストも抑えられた
- 収穫と乾燥の作業が計画的に行えるようになった
梅雨入りの時期が不安定になってきています。ぜひ、ご興味ある方はご検討頂ければ幸いです。