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2023.04.18

異常気象に備えた対応・対策⑧ 涼感ホワイトの外部開閉遮光

近年は、夏場の高温が問題となり、遮熱ネットの展張が必須となりつつあります。一方で、異常気象や天候不順が続くと、遮熱ネットの展張下では日照不足や徒長の懸念があります。こまめな遮熱ネットの上げ下げは生産者の皆様の負担になり、内張りでの対応では効果や施工箇所・費用面での課題も避けては通れません。

手前1棟は全開、奥2棟は全閉

今回は、「タキイ涼感ホワイト」を使用し、ネットの加工方法と展張方法を工夫することで、

  • 汎用的な部材を活用しながら費用を抑え、
  • 既設ハウスに工事不要で登らず設置でき、
  • 天候に合わせて、手動や自動など開閉できます

詳細は、「パイプハウス向け簡易開閉外部遮光(涼感ホワイト)」のページをご覧ください。

ハウスの内側、半開

遮熱ネットが開閉できれば、

  1. 盛夏に限らず、春先~秋口まで展張期間を延ばすことができる
  2. 遮光率の高いネットを選択でき、遮熱効果を高めることができる
  3. 天井部や片側だけの遮熱などこれまでできなかった展張ができる

なお、簡易な設置方法につき、巻上時の収束性や蛇行には限界があります。引き続き、施工方法や設置の改良を進めていきます。