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2023.01.05

省力化・コスト削減・環境にやさしい提案⑨ ワリフ(透明)の保温試験

一昨年より、涼感ホワイトの素材であるワリフ(透明)を用いた保温資材の試験を行っています。  通常、一般的に展張されるトンネル用のフィルムと比べると、保温力や防霜効果は劣るものの、環境条件にもよりますが、不織布と同程度の保温性が見込める試験状況です。

トンネル展張(レタス)、ある程度の保温性を確認

ワリフを使用するメリットとしては、
①耐久性    → 丈夫で刺したところから避けない、使用していても繊維が脱絡しない
②適度な通気性 → 蒸れない、開け閉め不要。
③透光性    → 遮光率5%
④作業性    → バタつかない、それなりに軽い(約50g/㎡)

留め具を刺した後も、孔が広がらない

これまで保温力に重きが置かれていた保温資材ですが、近年は暖冬傾向もあり、換気作業の負担が増加しています。作業性や耐久性という観点からも、今後、一つの選択肢として活用できる可能性を感じています。また、潅水方法を底面給水に変更することで、玉葱や葉菜類の露地育苗における遮熱や豪雨対策にも涼感ホワイトが有効的に活用できると試案しています。進捗について、適宜、ご報告します。

ご関心ある方は、ぜひ、当社または当社の種苗の取扱店にご相談ください。