2026.01.30
微生物資材(東京8)を活用した緑肥の分解促進について
本日は、タキイ種苗の緑化飼料課にて行った微生物資材の東京8を用いた緑肥の分解促進の試験の状況をお知らせします。
緑肥の活用をしたいという生産者の声は年々、高まっていますが、緑肥栽培後にすき込みを行い、約1カ月の腐熟期間が必要になることから、畑を早く使いたいのに緑肥が使えないという相談を頂くことが多くあります。そこで「東京8」を活用した腐熟期間の促進試験を行いました。なお、東京8は1,500種類の有用微生物を培養してできた太陽油化社が供給しています微生物資材になります。
①実証の概要
緑肥について
播 種 :2025年9月25日
品 種 :らい麦「ライ太郎」・ヘアリーベッチ「ナモイ」

- 処理について
処理日 :2025年12月9日
内 容 :
①緑肥を5cm程度にハサミで裁断。
②コンテナに土を入れ、緑肥(300g、表面がみえない程度)をすきこみ
(写真がなく申し訳ありません)。
③土壌の表面に1Lの散布処理。
らい麦 100倍希釈、50倍希釈、水のみ(慣行区)
ヘアリーベッチナモイ 50倍希釈、水のみ(慣行区)
④以降はハウス(20℃~30℃)の中で保管。

②散布後2週間経過(2025年12月23日)
地表面を確認すると、ライ麦は施用区のほうが優位性があり、分解が進んでいました。ヘアリーベッチはいずれの区も分解が進んでいるようでした。

掘り起こしてみると、ヘアリーベッチにおいても施用区の方が分解されているようでした。

③散布後1か月経過(2026年1月19日)
100倍、50倍のいずれの散布区でもしっかりと分解が促進されていました。慣行区は残さが残り、分解が進んでいないようでした。

今回は、小規模かつハウスである程度の温度を確保した条件での実証でしたが、らい麦、ヘアリーベッチのいずれでも優位性が確認できました。生産者の方から、トマトなどほかの作物でも残さの分解が促進されたという声も伺っております。引き続き、圃場レベルの実証試験進めていきたいと思います。














