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2025.11.26

秋季農場見学会にて、TypeZの比較展示などを実施しました

11月18日、19日の2日間にわたって弊社の研究農場にて「秋季農場見学会」が開催されました!

毎年たくさんのお客様に訪問いただき、注目品種をご紹介する機会となっていますが、今年は資材の比較展示も行いました。

弊社オリジナルの播種用培土「タキイ培土for professional TypeZ」を使用して育苗したキャベツを定植した畝の展示や、7種の微生物を配合したみみず堆肥「Moチャージ」を施用したホウレンソウの栽培畝展示を実施し多くのお客様に興味をもっていただきました。この記事ではその様子を簡単にご紹介します!

オリジナル培土「TypeZ」での育苗により定植後も根量に違いが

原料からこだわり物理性に優れた弊社の播種用培土「TypeZ」は、根鉢の内部にも根がしっかりと発根し、根量が発達する点が特徴です。

タキイ培土「TypeZ」 | 商品紹介 | タキイ農業資材オンライン

そのため育苗段階では、根回りに加えて内部にも根が張り根鉢が固くなります。根を洗うとその差がよりはっきりと分かります。

こういった根量の発達は「定植後の活着」に大きく影響を与えます。

根の量が多いため、圃場でも新たに発根する根が多くなり活着がスムーズに。特に近年は気候変動で乾燥や高温による活着不良が大きな課題となっていますが、培土によってもこういった課題への対策が可能です!

また活着がスムーズにいきますと、その後の生育にも差が生まれます。特に根張りの違いは収穫期まで埋まりにくく、例えば生育期間中の乾燥や大雨などの厳しいストレスがかかる環境では収量、揃い性にも差が生まれることが現場では確認できています。

そこで今回は実際に圃場に定植し、その立ち姿と根張りの状態をお客様には見ていただきました。

畝内の左側がTypeZで育苗されたキャベツ。地上部には大きな差はみられませんが、地下部をみると根量にしっかりと違いが出ています。

左:TypeZ使用 中央、右:他培土使用。

今後も厳しい気候環境が予想される中、「苗半作」の言葉通りまずはいい苗を作ることが必須。根量を増やし、ストレスに負けない作物を育てていくためにもぜひ培土にもご注目ください!

理想の苗姿を実現!定植後もぐんぐん育つ!『タキイ培土for professional Type Z』の効果に迫る|マイナビ農業

「Moチャージ」施用により根張りに変化

またTypeZの展示の隣では、微生物を配合した堆肥「Moチャージ」の比較展示を実施しました!

こちらは7種類の微生物をみみず堆肥に配合したペレット型の製品で、堆肥を餌に微生物が活性化しやすいく、トリコデルマ菌やシュードモナス菌など拮抗作用や競合作用に優れた菌が土壌内に速やかに広がる点が特徴です。

こういった微生物は土壌内の生物性を高めるだけでなく、有機物分解や団粒構造など物理性にも貢献します。また微生物が活発に動く中で排出される物質が根を刺激し、根張りの促進にもつながることが確認できています。

実際に今回の圃場では、Moチャージの施用区、非施用区を設けてホウレンソウ”徳兵衛”を栽培しました。

地上部の生育が非施用区と比べると揃い、地下部をみると、細根の張り方に違いが出ていました。これはやはり根への刺激による発根促進、また物理的にも根を張る空間が生まれていることが原因だと考えられます。

上:非施用区 下:Moチャージ施用区

ホウレンソウやコマツナなど軟弱野菜は連作になりやすく、土壌環境が偏りがちです。そういった作物には土壌改良も含めて「Moチャージ」がぜひおすすめです。また根圏が浅く環境変化に弱いネギ類にも高評価です。

施用量が4~5袋/反、ペレット状で散布しやすく使いやすい資材ですのでぜひご検討ください!

Moチャージ | 商品紹介 | タキイ農業資材オンライン