ペーパーポットの活用による省力化、栽培安定(カボチャ定植・初期生育)
本日は、前回お伝えしましたペーパポットで育苗したカボチャの定植後の様子をお届けします。今回は写真がメインで、最後までスクロールをお願いします。
定植日は4月27日、撮影日は翌日の4月28日の様子です。トンネルの撤去はゴールデンウェーク明けの5月上旬を予定されています。定期的に様子を確認していくことにします。



5月13日に圃場を訪問しましたが、気温が低く推移していたことからトンネルはまだ展張中でした。トンネルの撤去は5月17日を予定されています。トンネル越しですが、ペーパーポット区の生育が明らかに良さそうでした。



トンネルを撤去された1週間後の5月20日に圃場を訪問しました。前回の訪問時は、不織布のトンネルの上からでしたが、今回は明らかにペーパーポット苗区のほうが初期生育や株張りが良好でした。なお、作付けを頂いている品種の「グラッセ」は初期の生育がやや大人しい品種のため、ペーパーポットとの栽培相性が非常によさそうです。



5月30日の様子です。摘芯後、整枝作業をされていました。ペーパーポット苗区はセル苗区より、やや生育早く、各作業も先行して実施されているそうです。なお、セル苗区も順調に生育しています。



長くなりましたが、カボチャ定植後の生育報告はこちらで終えたいと思います。引き続き、栽培状況を確認するとともに、収穫や収量も調査をしたいと考えています。
なお、ペーパーポット定植は、直播が推奨される抑制栽培でも、課題となる高温期の発芽・活着や初期生育の揃い、潅水作業の負担軽減を解決できる可能性があります。
ご興味やご関心ありましたら、お近くの種苗店、タキイ種苗株式会社、日本甜菜製糖株式会社(03-6414-5536、paperpot@nitten.co.jp)までお気軽にご連絡を頂けましたら幸いです。なお、お問い合わせの際は、「タキイ農業資材オンライン」を見たとお伝えください。